高齢者の意欲と能力
わたしたちはまず、高齢者の意欲と能力を正当に評価するところから始めねばなりません。
例えば、伝統産業を支える技能は、習熟するのに年期がかかり、かつ気の遠くなるような根気のいる手仕事が多いのです。
それに対して高齢者はかけがえのない存在です。
現在の産業社会が定めている通念も、この際、基本的に見直す必要があります。
ごく常識的に考えて、寿命が延びれば、体力、気力、知力もそれに比例して伸びます。
「今の60歳はかつての40歳」と言う学者もいます。
55歳定年制が始まったのは「人生50年」の時代のことです。
平均寿命が70歳を超えた今日では、定年も70歳になって当然だと思うのですがどうでしょうか。